アドルフォ・ニコラス神父死去、イエズス会前総長、元上智大教授
イエズス会前総長、元上智大教授、アドルフォ・ニコラス神父が亡くなった。84歳だった。
イエズス会前総長、上智大学で長年教鞭をとり、日本での長い宣教経験を持つ、アドルフォ・ニコラス神父が、5月20日、東京で84歳で亡くなった。
ニコラス神父は、1936年、スペイン・パレンシアの生まれ。1953年、イエズス会入会。1960年、アルカラ大学で哲学を修めた後、来日。1967年、東京で司祭叙階。1968年‐71年、ローマの教皇庁立グレゴリアン大学で神学博士課程修了。
1971年より上智大学神学部で教鞭をとり、1985年から同学部助教授、1988年から同教授。組織神学、秘跡論を教えた。
1978-84年、マニラの東アジア司牧センター所長。1993-99年、日本管区長。2004-2007年、イエズス会東アジア・オセアニア地区長。
2008年1月、イエズス会第30代総長に選出され、2016年10月まで同職を務めた。
ローマにおけるニコラス神父の追悼ミサは、5月23日(土)午前10時半、ジェズ教会で、アルトゥーロ・ソーサ総長によって捧げられる予定。
20 5月 2020, 18:20