パレスチナ・ガザ地区の子どもたち 2023年12月17日 ガザ地区南部ラファで パレスチナ・ガザ地区の子どもたち 2023年12月17日 ガザ地区南部ラファで 

クライェウスキ枢機卿、教皇の使節として聖地へ、平和祈るため

教皇庁支援援助省長官コンラート・クライェウスキ枢機卿は、教皇フランシスコの使節として聖地を訪問する。

 教皇庁支援援助省の声明によれば、同省長官コンラート・クライェウスキ枢機卿は、教皇フランシスコの派遣を受け、聖地を訪問する。

 教皇は、降誕祭の下、戦争のために苦しむ人々に具体的な連帯を示すため、同枢機卿を聖地に派遣し、戦闘がまだ続く地域に平和の賜物を希求する祈りを伝えることを望まれた。

 支援援助省の声明は、2014年6月8日、教皇フランシスコが、イスラエルのペレス大統領(当時)と、パレスチナのアッバス大統領と共に、バチカン庭園で平和を祈願した際の祈りを次のように引用。

 「平和の神である主よ、わたしたちの願いを聞き入れてください。

 わたしたちに平和を与え、わたしたちに平和を教え、わたしたちを平和へと導いてください。わたしたちの目と心を開き、「もう戦争はたくさんだ」「戦争はすべてを破壊する」と言う勇気をお与えください。平和を築くための具体的な行動への勇気をわたしたちに植えつけてください。そして、分裂、憎しみ、戦争という、これらの言葉がすべての人の心から追放されますように。主よ、わたしたちの舌と手の武装を解いてください。心と思いを改め、わたしたちの出会いの言葉が常に『兄弟』となり、わたしたちの生き方が、シャローム、平和、サラームになりますように。」

 クライェウスキ枢機卿は、世の唯一の希望であるイエスの生誕を祝うため、ラテン典礼エルサレム総大司教、そして現地の全教会と共に、この平和の祈りに一致するだろう、と同声明は述べている。

22 12月 2023, 13:06