教皇、ローマ北東郊外の小教区訪問、司祭らと対話
教皇フランシスコは、ローマの郊外の小教区を訪問、地域の司祭たちと対話された。
教皇フランシスコは、4月5日午後、ローマ東北部郊外カサル・モナステーロの聖エンリコ教会を訪問、ローマ教区・第11地区の主任司祭らとお会いになった。
昨年秋より、教皇はローマ教区の主任司祭たちとの集いを地区別に行っている。教皇が一つの教会を会場に、地区全体の司祭たちと対話を行うのはこれで4度目となった。
今回、集いの会場となった聖エンリコ教会は、1989年に創立されたおよそ1万人の信者を擁する同名の小教区の教会。到着した教皇は、ローマの補佐司教ダニエレ・サレラ司教と、主任司祭マッシミリアーノ・メンマ神父に迎えられた。
教会付属の集会室で、教皇は地域の司祭35人および助祭らと、およそ1時間半にわたり対話された。
教皇はこの席で、主に司牧問題を中心に、司祭らの様々な質問に答えられた。
対話の中では、青少年の育成、司祭の養成、教会から離れた人々に対するいつくしみ、そして、2025年の聖年に向けた準備などがテーマとなった。
また、この地区には、教皇が聖木曜日の「主の晩餐の夕べのミサ」をとり行ったレビッビア刑務所があり、教皇らは刑務所付き司祭らが語る受刑者たちの生活や直面する問題に耳を傾けた。
司祭らとの対話の後、教皇は教会前に集った信者たちに挨拶と祝福をおくられ、小教区を後にされた。
06 4月 2024, 11:53