教皇「ガザの住民に緊急の人道支援を」
教皇フランシスコは、戦争に苦しむパレスチナ・ガザ地区住民に対する緊急の人道支援を国際社会に呼びかけられた。
教皇フランシスコは、6月9日(日)バチカンで行われた正午の祈りで、パレスチナ・ガザ地区の住民に対する緊急の人道支援をアピールされた。
この集いで教皇は、6月11日(火)、ヨルダンでガザの人道状況をめぐる国際会議が開かれることに言及された。
ヨルダン国王と、エジプト大統領、国連事務総長が召集したこの会議を、教皇は重要なものと位置付け、その開催に感謝を述べる一方、戦争に苦しむガザ住民を救済するために、あらゆる方法を通して、緊急に行動するように、国際共同体を励まされた。
教皇は「人道支援は必要な人に届かなければならない。誰一人それを妨げることはできない」と強調された。
また、教皇は前日8日、イスラエルの故ペレス元大統領、パレスチナのアッバス大統領、エキュメニカル総主教バルトロメオス1世と共にバチカンで行われた平和のための祈りの集いから10年が経過した、と紹介。
あの出会いは、手を握り合うことは可能であり、平和を作ることは、戦争をするよりもより大きな勇気がいることを証しするものであった、と話した。
教皇は当事者間で進行中の交渉について、たとえそれは容易ではないとしても、すべての前線における停戦と人質の解放のための和平提案が、パレスチナとイスラエルの人々の善のために一刻も早く受け入れられることを願われた。
09 6月 2024, 14:55