夕方になり、地滑り現場での捜索活動から引き上げる人々 2024年7月24日 エチオピア南部ゴファ 夕方になり、地滑り現場での捜索活動から引き上げる人々 2024年7月24日 エチオピア南部ゴファ  (AFP or licensors)

教皇、エチオピアの土砂崩れの犠牲者のために祈る

教皇フランシスコは、エチオピア南部で起きた大規模な地滑りの犠牲者のために祈られた。

 教皇フランシスコは、7月28日(日)のお告げの祈りで、エチオピア南部で起きた大規模な土砂崩れに触れられた。

 エチオピア南部ゴファで、7月21日と22日の2回にわたり、大雨が原因とみられる地滑りが発生した。これにより260人近くが死亡、エチオピア当局は、犠牲者の数が今後も増える恐れを指摘している。

 最初の地滑りが起きた翌日、現場で救助活動を行っていた人々が二度目の土砂崩れに巻き込まれたことが被害を拡大した。

 エチオピアは現在雨季にあるが、これまでも雨季には、大雨による洪水や地滑り被害がしばしば発生している。今回の土砂崩れは同種の災害の中で最も多くの犠牲者を出す惨事となった。

 教皇は日曜正午の集いの中で、一つの集落を押し流したこの大きな地滑りの犠牲者たちのために祈られた。

 そして、この災害のために苦しむ人々、また救援の手を差し伸べている人々に精神的な寄り添いを示された。

 

28 7月 2024, 19:34

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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