教皇、カラサンスファミリーの会員たちと
教皇フランシスコは、エスコラピオス会と、マリアの娘エスコラピアス修道女会をはじめとする、カラサンスファミリーの会員らとお会いになった。
教皇フランシスコは、11月28日、エスコラピオス会、マリアの娘エスコラピアス修道女会等をはじめとする、カラサンスファミリーの代表たちと、バチカン宮殿でお会いになった。
この集いは、キリスト教系教育機関の保護者、聖ヨセフ・カラサンス(1557-1648)の霊性のもとに一致した諸修道会や信徒のグループからなるカラサンスファミリーが1949年に組織されてから75周年を記念し、また同ファミリーに属する修道会の創立者、聖ファウスティーノ・ミゲス(1831-1925)、福者チェレスティーナ・ドナーティ(1848-1925)の帰天100年を翌年に控えた中で行われた。
教皇は関係者への挨拶で、聖ヨセフ・カラサンスの霊性の中でも特に、神の摂理への勇気ある従順を挙げ、裕福な生まれであり、教会の中である種の地位を約束されていながらも、貧しい子どもたちのために自らの人生の計画を覆すことを厭わなかった、その勇気を振り返った。
また、教皇は、カラサンスが始めた学校が、貧しい若者たちに信仰の真理と共に一般教育も施し、精神的な育成と知的教育を統合させたことは、当時としては非常に新しく、預言的なことであった、と述べられた。
教皇は、特に今日見るたくさんの新しい形の貧困を前に、聖ヨセフ・カラサンスの恐れや計算のない開いた精神を自らの選択の中に保つようにと関係者らに招かれた。
そして、兄弟たちへの奉仕のために、慈愛のネットワークの中で、皆の力を一致させ、経験を分かち合う、その共に歩む姿勢こそ、イエスの、そして教会のスタイルであると述べつつ、教皇は一同を励まされた。
28 11月 2024, 18:54