「兄弟愛の精神を再び人々に目覚めさせる」教皇、カリタス関係者に
教皇フランシスコは、スペインのトレド教区のカリタス関係者とお会いになった。
教皇フランシスコは、12月5日、スペインのトレド教区のカリタス関係者とお会いになった。
このたびトレドのカリタスは創立から60年を迎え、その記念行事としてバチカンを訪れた。
教皇は関係者への挨拶で、個人による愛徳の業を超えて、愛と正義の精神をより広めることで、兄弟愛の精神が眠りこんでしまったこの時代に、その意識を再び、すべての善意の人々に目覚めさせるという、カリタスの役割を示された。
また、カリタスは、市民活動や慈善事業の単なる模範ではなく、愛の業という普遍的な言語を介した福音宣教の手段でもある、と教皇は指摘。
愛の業という、すべての人に理解しやすいこの言語は、イエス・キリストとその福音に基づいた、カリタス会員の証しと努力によって書かれたものである、と話された。
教皇は、教区の教会を形作る多くの司牧的現実と共に、協力とシノドス的精神を決して忘れることがないようにと願われた。
そして、祈りや、御言葉、秘跡を通して常に主に学び、司牧者の声に注意深く耳を傾け、聖体と奉仕する人々の中に主の現存を見出しながら、これからも邁進するよう、カリタス関係者を励まされた。
05 12月 2024, 17:43