エドゥアルド・マルティネス・ソマロ枢機卿逝去
スペイン出身の、エドゥアルド・マルティネス・ソマロ枢機卿が94歳で亡くなった。
スペイン出身で、奉献・使徒的生活会省元長官、元カメルレンゴなど、教皇庁諸機関において要職を歴任した、エドゥアルド・マルティネス・ソマロ枢機卿が、8月10日、居住先のバチカンで亡くなった。94歳であった。
マルティネス・ソマロ枢機卿は、1927年、スペイン北部、バニョス・デ・リオ・トビアに生まれた。1950年、司祭叙階。1956年、バチカン国務省入り。同省外務局のスペイン語圏担当として、1968年、パウロ6世のコロンビア司牧訪問に同行。1975年、駐コロンビア教皇大使。同年、司教叙階。1979年~88年、国務長官代理。1988年、枢機卿に任命される。同年、典礼秘跡省長官。1992年、奉献・使徒的生活会省長官。
また、1993年から2007年までカメルレンゴ(教皇空位期間事務局長官)を務めた。
マルティネス・ソマロ枢機卿の逝去によって、現在の全枢機卿数は219人、そのうち教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は123人、投票権を持たない80歳以上の枢機卿は96人となった。
10 8月 2021, 18:13