世界家庭大会3日目:「召命」テーマに研究集会続く
「世界家庭大会」の3日目、バチカンでは「召命」をテーマに研究集会が続いた。
6月24日(金)、カトリック教会の「第10回世界家庭大会」は3日目を迎えた。バチカンでは、この日は「召命」をメインテーマに研究集会が続けられた。
この日もワークショップの一日は、聖ペトロ大聖堂でのミサから始まった。
その後、パウロ6世ホールを会場に、午前は「キリスト者の家庭のアイデンティティーとミッション」、午後は「結婚のカテキズムを学ぶ人々」をタイトルに、2つの講演が行われた。
さらに、同会場で、午前に「デジタル時代のキリスト者」、「社会の片隅での召命とミッション」、午後に「霊的指導者と育成者を育てる」をテーマにした、3つのパネル会議が催された。
パネル会議「デジタル時代のキリスト者」では、ジャーナリストで、教皇庁立サンタ・クローチェ大学コミュニケーション学部で教鞭をとるラファエッレ・ブシェーミ氏が、今や家庭生活にも深く入り込んでいるインターネットをめぐり、現実の世界に対して、インターネットという架空の世界があるわけではない、インターネットも生身の人間が関わる一つの現実と認識すべき、と指摘。
また、世の中には様々なメディアがあるが、それを使う人のアイデンティティーは一つである、と述べ、キリスト者として言動一致を生きるならば、オフラインでは良い人でも、オンラインでは別の態度をとる、というような「二重生活」があってはならない、と話した。
夜からは、「家庭の交わり、教会の交わりの形」をテーマにした、この日4つ目のパネル会議が、ローマ市内の小教区で開かれた。
「第10回世界家庭大会」4日目、25日(土)は、「聖性の道」をメインテーマに最後のワークショップが開かれる。そして、18時半(日本時間6月26日午前1時半)から、聖ペトロ広場で、教皇フランシスコによるミサがとり行われる。
24 6月 2022, 23:11