アイルランド訪問:教皇、ダブリン到着、大統領官邸で歓迎式

教皇フランシスコの、2日間にわたるアイルランド訪問が始まった。

教皇フランシスコは、8月25日、アイルランド司牧訪問に出発、現地時間同日午前ダブリンに到着された。(ビデオ映像:ダブリン空港到着の様子)

この訪問はダブリンで開催されているカトリック教会の「第9回世界家庭大会」への出席を主な目的としたもの。

教皇は今回、アイルランドにおける2日間の滞在で、ダブリンおよび、聖母巡礼地クノックを訪問される。

ダブリンに向かう機内で

25日朝、教皇はローマ・フィウミチーノ空港から特別機でダブリンに向け発たれた。

教皇は機内で、同行の報道陣に挨拶され、この中で、アイルランドをローマ教皇が訪れるのは、聖ヨハネ・パウロ2世の1979年の訪問以来であり、ご自身にとって、「世界家庭大会」出席は、2015年の米国フィラデルフィア大会に次ぎ2度目であると話された。

また、教皇は、アイルランドを訪れるのは個人的には38年ぶりであると紹介。1980年に英語学習のため、3か月、アイルランドに滞在したことがあり、それは素晴らしい思い出となっていると、明らかにされた。

到着と大統領官邸での歓迎式

ダブリン国際空港に到着された教皇は、サイモン・コヴニー副首相・外務貿易大臣らアイルランド政府関係者、および教会関係者に迎えられ、子どもたちから花束を受け取られた。

教皇はダブリンのフェニックス・パーク内にある大統領官邸「アラス・アン・ウアフタラーン」の、緑の広がる前庭で、マイケル・ダニエル・ヒギンス大統領と並び、歓迎式に臨まれた。

次いで、教皇は官邸内に大統領を表敬訪問。個人会談の後、大統領の家族らと和やかに懇談され、贈り物の交換などを行った。

そして、教皇は大統領夫妻が見守る中、官邸の庭園に記念植樹を行われた。

教皇フランシスコが植えた樹の後方には、1979年に聖ヨハネ・パウロ2世が植樹したナラの木が育っている。

25 8月 2018, 13:37