エストニア:教皇「皆は一つの大きな家族」教会の支援を受ける人々に
教皇フランシスコは、エストニア首都タリンで、カトリック教会の支援を受ける人々とお会いになった。
エストニアを訪問された教皇フランシスコは、9月25日、首都タリンのカトリックのカテドラル、聖ペトロ・聖パウロ教会に赴かれた。
聖堂内には、マザー・テレサが創立した、神の愛の宣教者会の支援を受けている、生活困窮者や、アルコール依存者、シングル・マザーなど、およそ100名が集い、同宣教者会の会員や地元カリタス関係者らと共に、教皇の訪問を歓迎した。
教皇は、夫が刑務所に入っている間、一人でたくさんの子どもを抱え、
絶望的な状況の中、修道女らに助けられたという女性や、アルコール中毒との闘いの中、信仰を取り戻すことで、光が見えてきたという男性らの話に耳を傾けられた。
「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13,34)というイエスの言葉を教皇は引用。
愛はわたしたちを分け隔てる鎖を断ち切り、橋を架けながら、わたしたち皆が「家」だと感じることができ、理解と尊厳を与えてくれる、一つの大きな家族づくりを可能とする、と話された。
教皇は、絆を育て、外に出て、皆にこの家族の一員となるよう呼びかけ、神の御国を伝え続けて欲しいと、教会関係者や支援を受けている人たちを励まされた。
25 9月 2018, 16:45