検索

Cookie Policy
The portal Vatican News uses technical or similar cookies to make navigation easier and guarantee the use of the services. Furthermore, technical and analysis cookies from third parties may be used. If you want to know more click here. By closing this banner you consent to the use of cookies.
I AGREE
ラトビア首都リガの大統領官邸で挨拶する教皇フランシスコ 2018年9月24日 ラトビア首都リガの大統領官邸で挨拶する教皇フランシスコ 2018年9月24日 

教皇、ラトビアを訪問、「人々の母としての社会を目指して」

教皇フランシスコは、ラトビアを訪問。同国大統領および各界代表とお会いになった。

バルト3国訪問を行われている教皇フランシスコは、9月24日(月)午前、第二の訪問国、ラトビアに赴かれた。

同日朝、教皇は3国訪問の基点とされているリトアニアの首都ヴィリニュスから、ラトビアの首都リガへ向かわれた。

リガ国際空港で、教皇はライモンツ・ベーヨニス大統領に迎えられた。

空港内では民族衣装の子どもたちが、ラトビアの伝統楽器クアクレを演奏して、教皇を歓迎した。

リガ市内の大統領官邸で歓迎式典に臨まれた教皇は、続いて官邸内にベーヨニス大統領を表敬訪問され、個人会談を持たれた。

官邸のホールで行われたラトビア各界代表および駐在外交団との会見で、教皇は初めて同国を訪れた喜びを表明。

過去の分裂と紛争により、社会・政治・経済的に厳しい試練に見舞われたラトビアが、今日、バルト地域の文化・政治・交易の重要な中心地として発展を遂げた、その歴史を見つめられた。

今年ラトビアが最初の独立宣言から100年を迎えたことは、社会全体にとって意味ある機会であると述べた教皇は、ラトビアの人々が自由を獲得した後、再びそれを獲得するために払った多くの犠牲を思い起こされた。

「わたしの根は、天にある」と言った、ラトビア出身の女性作家ゼンタ・マウリーナ(1897-1978)の言葉を教皇は引用しつつ、ラトビアの人々の、高きを見上げることのできる力が、同国の再構築を可能にしたと話された。

自由と独立は一つの恵みであると同時に、そのために皆で挑戦し続けるべき一つの課題である、と教皇は述べ、自由のために働くとは、人と社会の統合的発展のために努力すること、と説かれた。

ラトビアは、教皇インノケンティウス3世(在位:1198-1216)から「マリアの地」と呼ばれた。こうしたことから、教皇フランシスコの今回のラトビア訪問のモットーには、聖歌「アヴェ・マリス・ステラ」の歌詞から採った「あなたが母であることを示してください」を掲げている。

教皇は、このモットーのように、ラトビアもまた「母性」を示し、経済優先ではなく、命に重きを置き、家庭や、お年寄り、青少年のための政策を推進し、仕事を求める人々の流失を防ぐために、就労の機会の創出に努力してほしいと希望された。

教皇は、ラトビアが過去のルーツと、今日の創造性、そして未来への信頼と希望をもって、発展を続けることを祈られた。

24 9月 2018, 14:50
Prev
March 2025
SuMoTuWeThFrSa
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
Next
April 2025
SuMoTuWeThFrSa
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930