リトアニア・ラトビア・エストニアの国民に教皇のメッセージ、バルト3国訪問を前に
教皇フランシスコは、バルト3国訪問を前に、リトアニア・ラトビア・エストニアの国民に、ビデオメッセージをおくられた。
教皇フランシスコは、9月22日(土)より4日間の日程で、リトアニア、ラトビア、エストニアの、バルト3国を司牧訪問される。
教皇は出発を前に、訪問先の3か国の国民に、ビデオを通しメッセージをおくられた。
この中で教皇は、カトリック教会の司牧者として訪れながらも、これらの国々の
すべての人々を抱擁し、平和と善意、未来への希望のメッセージを伝えたいと述べている。
教皇はこの訪問が、バルト3国の最初の独立宣言から100周年を祝う年と重なることに触れながら、現在の自由を可能とした過去の人々の犠牲を思い起こされた。
自由とは、絶え間なく守り、新世代に伝えられるべき、貴重な遺産であると述べた教皇は、暴力と迫害の暗い時代も、自由のともし火は消えることなく、神から与えられたすべての人の尊厳が尊重され、正義と兄弟愛の社会を築くために皆が協力する、未来への希望を掻き立ててきたと強調。
連帯精神と共通善への奉仕がいっそう必要とされる今日、ご自身の訪問が、過去の精神・文化遺産を受け継ぎながら、苦しむ人々のため、社会の一致と調和のために平和的に働くすべての善意の人々を励ます機会となることを希望された。
教皇は訪問準備に関わる人々に感謝されると共に、ご自身のためにも祈りを願われ、すべての人々に祝福をおくられた。
21 9月 2018, 14:50