アンジェラスの祈り、教皇「分かち合いの精神が心の喜びをもたらす」
春のような穏やかな日差しに恵まれた2月17日、日曜正午のアンジェラスの祈りに際し、聖ペトロ広場は多くの巡礼者で埋めつくされた。教皇はその日のミサの福音書にテーマを取り、人々に語り掛けた。
この日、年間第6主日のミサ中に朗読されたのは、ルカによる福音から、真の幸福とは何かというキリストの教え。
教皇フランシスコは、神に対する全幅の信頼とその信仰が人々を真の幸福に導くと、次のように話された。
「真の幸福とは、神と共に常に人々と共にあることであり、決してこの世の偶像に従わないことである。生ける神に心を開き、他の人々と共に分かち合うことにより、人は真の幸福を獲得できる。
他人を顧みず、自分の利益のみを追求する利己主義者は、呪われた者で本当の幸福には至れない。イエスは、わたしたちにいつもこの世の現状を信仰によって見極めるよう、教えてくれる。
神は常に苦しむ人々と共にあり、彼らを束縛から解放される。キリストの福音は、真の信仰に生きるとは具体的にどういうことなのかを、教えてくれる。それはすべてを挙げて、神に全幅の信頼を寄せることである。
それは、真の神に心を開くために、この世のすべての偶像を打ち壊すことでもある。神だけが、困難ではあるが、皆が到達することを望む、わたしたちの存在の真の意味での完成をもたらすことができるのである」。
17 2月 2019, 17:49