モロッコ:教皇、テマラの社会福祉センターへ
教皇フランシスコは、モロッコ訪問2日目、カトリック教会系の社会福祉センターを視察された。
教皇フランシスコのモロッコ訪問は、3月31日、二日目を迎えた。
モロッコ訪問の後半に入り、教皇は、視察や、集い、ミサなどの公式行事を通して、同国のカトリック共同体と積極的に交流された。
この日、教皇が最初に訪れたのは、ラバト郊外テマラの農村社会福祉センター。
聖ビンセンシオ・ア・パウロの愛徳姉妹会が運営するこのセンターは、緑豊かな田園地帯のただ中にある。
地域の住民から「神の姉妹たち」と親しみを込めて呼ばれるシスターたちは、多くのボランティアの人々と共に、経済的困難を抱える家庭の子どもたちへの教育支援や、病気や障害を持った人々のケア、幼児・児童保育、成人の識字教育、貧しい人々のための給食事業などを通し、地元社会に溶け込んだ積極的な奉仕活動を行っている。
同センターを訪問された教皇は、シスターやスタッフたちはもとより、同施設で支援を受ける家族や子どもたちから、熱いもてなしを受けた。
教皇は、シスターたちからセンターの活動の説明を受けると共に、およそ150人の子どもたちの合唱に耳を傾け、病気の子どもたちや貧しい家族らを励まされた。
31 3月 2019, 15:56