3月の教皇の祈りの意向:キリスト共同体の権利の承認のために
教皇フランシスコは、3月の祈りの意向について、ビデオによるメッセージをおくられた。
カトリック教会は、毎月、「教皇の祈りの意向」を示し、教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いている。
2019年3月は、「キリスト者の共同体の権利の承認」をテーマに、次のように祈る。
「キリスト者の共同体、特に迫害を受けている共同体が、キリストの近くにいることを実感できますように。そして、正当な権利が認められますように。」
教皇フランシスコは、今月の祈りの意向をめぐり、ビデオを通し、次のように話された。
「信じがたいようなことですが、キリスト教初期の時代より、現代の方が殉教者が多いのです。
信者たちは真理を述べ、今日の社会にイエス・キリストを伝えるがゆえに迫害されています。
こうした迫害は、特に宗教の自由が保証されていない場所で起きています。
しかし、また、論理上、あるいは明文上、宗教の自由と人権を保護する国々でも迫害が見られます。
キリスト者の共同体、特に迫害を受けている共同体のために祈りましょう。彼らがキリストの近くにいることを実感し、その正当な権利が認められますように。」
05 3月 2019, 17:30