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モロッコ訪問を前に、教皇のビデオメッセージ

教皇フランシスコは、モロッコ訪問を前に、同国の人々にビデオメッセージをおくられた。

教皇フランシスコは、3月30日より、2日間のモロッコ訪問に出発される。

この訪問を前に、教皇はモロッコの人々に、ビデオを通しメッセージをおくられた。

教皇はメッセージの中で、次のように述べている。

「親愛なるモロッコ国民の皆さん

アッサラーム・アライクム!(あなたがたの上に平和がありますように!)

間もなく、わたしは皆さんの愛するお国に、2日間の訪問をいたします。この機会を与えてくださった神に感謝します。

ムハンマド6世国王陛下の丁重なお招きと、モロッコ当局のお心遣いに満ちた協力に、深くお礼を申し上げます。

先代の教皇、聖ヨハネ・パウロ2世の足跡に従い、世界が非常に必要としている平和と兄弟愛のための、巡礼者としてわたしはお伺いします。キリスト教徒、イスラム教徒として、わたしたちは、いつくしみ深い創造主である神を信じています。神は人間を創られ、兄弟として生き、互いの違いを尊重し、必要において助け合うよう、この世に置かれました。神は人間に、わたしたちの共通の家である地球を託し、責任をもってそれを守り、未来の世代のために保つよう願われました。

ラバトでの出会いにおいて、この確かな思いを皆さんと直接分かち合うことができることは、わたしにとって喜びです。さらに、この旅は、モロッコのキリスト教共同体を訪問し、彼らの歩みを励ますという貴重な機会をわたしに与えてくれるでしょう。また、わたしはこの訪問で、移民たちとの出会いを持ちます。彼らの存在は、より正義と連帯に満ちた世界を共に構築する必要を訴えるものです。

モロッコの親愛なる友の皆さん、皆さんの歓迎とお祈りに、今から感謝を申し上げると共に、皆さんと皆さんの愛するお国のために、わたしからのお祈りをお約束します。

では、間もなくお会いしましょう。」

29 3月 2019, 18:09