ブルガリア:教皇「一人ひとりが平和を創り出す人に」
教皇フランシスコは、ブルガリア訪問最後の行事として、「平和のための集い」を主催された。
教皇フランシスコは、5月6日(火)、ブルガリア訪問の最後の公式行事として、「平和のための集い」を主催された。
集いが行われたソフィア市内中心部、ネザヴィシモスト広場は、周囲に正教会の聖堂、カトリック教会、シナゴーグ、モスク等が集まり、ブルガリアの諸宗教代表らが出席したこの催しを象徴する会場となった。
また、同地域一帯には、古代ローマ時代のセルディカの遺跡が広がるほか、現在の大統領府の建物には、かつてブルガリア共産党執行部が置かれ、ここはレーニン広場と呼ばれていたなど、同国の歴史を証しする場所でもある。
教皇はこの集いの席で、アッシジの聖フランシスコの生き方を回想。創造主である神への情熱と同じ愛をもって、自然と、出会うすべての人々を尊重をもって愛した、同聖人を思い起こした。
平和の真の創り手でもあった聖フランシスコの姿に倣い、わたしたちも、一人ひとりが平和を創り出す人となり、ただ平和を願うだけでなく、そのために実際に努力するようにと招かれている、と話された。
同時に、ブルガリアで教皇使節として働いた聖ヨハネ23世に思いを向けた教皇は、聖ヨハネ23世の「地上の平和」への願いを受け継いでいこう、と述べ、「地には平和、御心に適う人にあれ!」と祈られた。
06 5月 2019, 20:10