ルーマニア訪問:教皇、ヤシのカテドラルで病者やお年寄りに励まし
教皇フランシスコは、ルーマニア北東部の都市ヤシを訪れた。
ルーマニア滞在中の教皇フランシスコは、6月1日(土)、北東部の都市ヤシを訪問、市内のカテドラルで祈られた。
同日午前、スムレウ・チュクの聖母巡礼聖堂でミサを捧げた教皇は、午後、ヘリコプターで、ヤシに移動された。
ヤシはモルダヴィア地方の政治・経済・文化において最も重要な地であると共に、ルーマニアで2番目に人口の多い都市である。
教皇が訪問した同市のカトリックのカテドラルは、2005年に献堂されたもので、その円形の外観は、天の元后聖マリアの冠とロザリオの環を表しているという。
聖堂内で、信仰の象徴である、ろうそくの火を、高齢の司祭から受け取られた教皇は、それを福者アントン・ドゥルコヴィチ司教の聖遺物の前に置かれた。同福者は、1947年、ヤシの司教となったが、共産党独裁政権の迫害下のもと、1951年に獄死した。
教皇は聖遺物の前で沈黙のうちに祈られた後、詰めかけたおよそ600人の信者らに、十字架をもって祝福をおくられた。
教皇は、特に病者らが神に捧げる犠牲に感謝されると共に、お年寄りたちを励まされた。
01 6月 2019, 19:02