教皇、モーリシャスでミサ、青年司牧の重要性を強調
教皇フランシスコは、訪問したモーリシャスでミサを捧げられた。
教皇フランシスコは、訪問したモーリシャスの首都ポートルイスでミサを捧げられた。
ミサは、市内の丘陵地帯にある「平和の元后マリア」のモニュメントの下で行われた。この会場では、30年前に、聖ヨハネ・パウロ2世がミサを司式している。
教皇はミサの説教で、福音書の「真福八端」は、キリストの身分証のようなものと述べ、良きキリスト者になるには、一人ひとりが自分にできる方法でイエスの「真福八端」の教えを実践することである、と話された。
教皇は同国で崇敬されている福者ジャック・デシレ・ラヴァル神父の、イエスと貧しい人への愛に生きた生涯を思い起こされた。
そして、宣教的活力と愛を通して、モーリシャスの教会に新たな若さと息吹きをもたらしたラヴァル神父の精神を今日に受け継いでいくよう励まされた。
教皇は、モーリシャスのここ数十年の経済発展にも関わらず、若者たちが仕事に就けず、不安定な未来を抱えている状況に言及。
「若者から自分たちの歴史の主役になる可能性を取り上げてはならない」、「教会と社会から若い顔を奪ってはならない」と呼びかけられた。
また、教皇は、若者たちが現代社会の様々な隷属の危険に陥らないよう、幸福をイエスの中に見出すように導く必要を説かれた。
09 9月 2019, 15:07