モザンビーク:教皇、エイズ患者のための医療センター見学
モザンビーク訪問中の教皇フランシスコは、首都マプトのエイズ患者のための医療センターを見学された。
教皇フランシスコは、9月6日、訪問先のモザンビークで、エイズ患者のための医療センターを見学された。
モザンビーク到着から3日目、教皇の同国滞在は最終日を迎えた。
この朝、教皇は首都マプト郊外にある、ジンペト・ホスピタルに向かわれた。
教皇が見学されたのは、同病院内のエイズ患者治療センター「ドリーム」。
このセンターは、2002年にカトリック系組織・聖エジディオ共同体がアフリカ10か国で始めた、健康への権利とエイズと飢餓との闘いを目的としたプロジェクトの一環として、2018年に開設されたもので、女性や子どもたちをはじめとする患者たちの治療はもとより、生活支援、教育指導なども行っている。
教皇は関係者への挨拶で、同病院とセンターの活動を、「死と苦しみが広がる場所に命と愛を吹き込む、神の愛を体現するもの」とたたえられた。
また、教皇は「善いサマリア人」のたとえを挙げながら、困難に置かれた人に対し、遠くから見て見ないふりをせず、偏見や疎外に苦しむ多くの人の声なき叫びに耳を傾ける、関係スタッフの憐みの心に感謝された。
この後、教皇は病室を訪れ、およそ20人の患者を見舞われた。
06 9月 2019, 14:28