教皇「貧しい人々の苦しみに寄り添おう」日曜正午の祈り
教皇フランシスコは、日曜正午の集いで、恵まれない人々への配慮を呼びかけられた。
教皇フランシスコは、バチカンで11月17日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。
この日は、カトリック教会の「第3回貧しい人のための世界祈願日」(テーマ:「貧しい人の希望は決して失われない」(詩編9,19))が記念された。
同日午前、聖ペトロ大聖堂で捧げたミサの中で、助けを求める貧しい人々の叫びを受け入れ、イエスの愛に倣う者となるようにと呼びかけた教皇は、ミサに続く正午の集いでも、貧しい兄弟姉妹たちの苦しみに寄り添うことの大切さを強調された。
教皇は、この日、恵まれない人々に具体的な希望を与えるために連帯を示す催しを企画した、世界各地の教区や小教区に思いを向けられた。
また、ここ数日、聖ペトロ広場に設けられた診療所で奉仕する医療関係者にもお礼を述べられた。
そして、教皇は、苦しむ人、助けを必要とする人々に対するこれらの多くの働きかけが、恵まれない兄弟姉妹に対する決して忘れてはならない配慮を世に証ししていることを感謝された。
つい先ほど貧困をめぐるいくつかの統計を目にしたという教皇は、貧しい人々に対する社会の無関心に心が痛むと語られた。
教皇は貧しい人々へに支援が欠けることのないよう、皆と共に祈られた。
17 11月 2019, 15:34