ラウダート・シ週間:教皇「環境保護のため、皆で考え、取り組もう」
教皇フランシスコの環境をテーマにした回勅「ラウダート・シ」の発表5周年を記念し、特別週間が、5月24日(日)まで行われている。
教皇フランシスコの環境保護をテーマにした回勅「ラウダート・シ」が、2015年5月24日、聖霊降臨の祭日の日付をもって、同年6月に公布されてから、今年で5年を迎える。
これを記念し、5月16日(日)から24(日)日まで、「ラウダート・シ週間」が行われている。
教皇は、今年3月、ビデオメッセージを通して、「ラウダート・シ週間」の開催を発表、「どのような世界を、わたしたちの次の世代に、今成長しつつある子どもたちに残したいと思いますか」と問いかけながら、環境危機への
関心を深めるために同週間への参加を呼びかけられた。
この特別週間は、環境問題を意識し、被造物を守り、統合的エコロジーを推進するために、自分にできる具体的な取り組みを考え、実践するよう、一人ひとりや教会共同体を招いている。
教皇は、5月17日(日)の正午の祈りで、「ラウダート・シ週間」の始まりを告げながら、次のように話された。
「このパンデミック下において、わたしたちは『共通の家』を大切にする重要性をより自覚しています。皆で共に考え、取り組むことが、被造物の保護のための建設的態度の創造と強化につながりますように」。
17 5月 2020, 14:55