教皇フランシスコによる正午の祈り 2020年7月19日 教皇フランシスコによる正午の祈り 2020年7月19日 

教皇、コーカサス地域の軍事的緊張を憂慮

教皇フランシスコは、アゼルバイジャンとアルメニア間の軍事的緊張に憂慮を表された。

教皇フランシスコは、7月19日(日)、バチカンで行われた正午の祈りで、パンデミック危機の中、国連安全保障理事会の決議案に従った世界的な即時停戦を改めてアピールすると共に、特に緊張の増すアゼルバイジャンとアルメニア間に平和的解決を呼びかけられた。

この席で教皇は、未だ収束の気配がないパンデミックの状況に触れつつ、この感染症とその経済・社会的影響に直面している人々に連帯を示された。

パンデミック下での、特に紛争地域の人々の苦しみに心を寄せる教皇は、国連安全保障理事会の決議案に従い、人道支援の供給に不可欠な平和と安全を保障するための、グローバルな即時停戦を受け入れるよう、重ねて訴えられた。

中でも教皇は、コーカサス地域における、アゼルバイジャンとアルメニア間の先日からの軍事的緊張に憂慮を表明。衝突の犠牲者と遺族のために祈りを約束された。

教皇は、国際共同体の取り組みと、当事国双方の対話と善意を通して、人民のためを心に留めた、恒久かつ平和的な解決を目指すことができるようにと願われた。

19 7月 2020, 16:34