教皇「苦しむレバノンの人々に協力と連帯を」
教皇フランシスコは、レバノンの状況を思い、苦しむ同国の人々への連帯と寄り添いを呼びかけた。
教皇フランシスコは、8月9日、日曜正午の祈りの集いを持たれた。
祈りの後の言葉で、教皇は、ここ数日、レバノンを繰り返し思っている、と語り、バチカンの広場でレバノン国旗を掲げる人々に挨拶をおくられた。
ベイルートで8月4日に起きた大惨事は、この愛する国の善のために協力する必要を、レバノン国民はもとより、すべての人々に呼びかけている、と教皇は強調した。
様々な文化の出会いの実りである、レバノン特有のアイデンティティーは、やがて共存のモデルとして際立つ存在となった、と教皇は指摘。現在この共存が危ぶまれていても、神の助けとすべての人の誠実な参与によって、レバノンは再び自由に強く生まれ変わることができる、と励まされた。
レバノンの教会に対し、教皇は、同国民が最近直面している苦しみにおいて、連帯と憐み、分かち合いのために開いた心と両手をもって、人々に寄り添うよう努めて欲しいと願われた。
教皇は、国際共同体に寛大な支援をアピールすると同時に、レバノンの司教・司祭・修道者らに、人々が非常に苦しんでいるこの時、福音的貧しさに特徴づけられる生き方をもって、人々のそば近くにいるようにと希望された。
09 8月 2020, 18:55