教皇「常に対話と和解の促進を」世界各地の市民デモに
教皇フランシスコは、世界各地の市民による抗議デモが平和的であるよう希望すると共に、市民の人権と自由を尊重しながら、その声に耳を傾けるよう、治世者らに呼びかけられた。
教皇フランシスコは、9月13日(日)、バチカンで行われた正午の祈りで、世界各地で行われている数多くの市民の抗議デモに触れられた。
これらのデモは、政治・社会の危機的状況を前にした市民社会の困難の増大を表すもの、と教皇は述べた。
教皇は、デモに参加する人々に、自分たちの請求を、攻撃的態度や暴力への誘惑に陥ることなく、平和的な形で伝えるようにと希望された。
一方で、公的責任者、政府関係者に対し、人権と自由を尊重しながら、市民の声に耳を傾け、その正当な切望に歩み寄るようにと呼びかけられた。
また、教皇は、こうした社会状況の中にある教会共同体に向け、司教らの指導のもとに、常に対話と和解の促進のために働くようにと願い、赦しと和解の重要さを示された。
13 9月 2020, 17:19