教皇、パンデミック下の観光関係者に励まし
教皇フランシスコは、日曜の集いで、「世界難民移住移動者の日」と「世界観光の日」、また、ナポリでとり行われた列福式に言及された。
9月27日(日)、カトリック教会は「世界難民移住移動者の日」を記念した。
同日、教皇フランシスコは、正午の祈りの集いをバチカンで行われた。
聖ペトロ広場には、あいにくの雨にもかかわらず、大勢の巡礼者たちが集い、その中には「世界難民移住移動者の日」に合わせて訪れた各国の移民たちの姿も見られた。
広場の移民たちに挨拶をおくられた教皇は、今年の「世界難民移住移動者の日」のテーマである「国内避難民」に触れ、イエスとその家族に起きたように、逃げざるを得ない状況のために避難民となった人々、またこれらの避難民に手を差し伸べる人々のために祈られた。
また、この日は、「世界観光の日」が記念された。
教皇は、多くの国々にとって重要な産業である観光が、パンデミックの影響で深刻な影響を受けていることを指摘。
家族経営の小さな企業や若い人たちをはじめ、この分野で働く人々に励ましをおくると共に、皆が現在の困難から一刻も早く解放されるようにと祈られた。
教皇はこの集いで、前日9月26日、イタリア南部ナポリで、マリア・ルイージャ・デル・サンティッシモ・サクラメント修道女の列福式がとり行われたことを紹介し、新福者を与えてくださった神に感謝を捧げられた。
そして、聖十字架礼拝フランシスコ修道女会の創立者である新福者の、カルワリオの神秘の観想と、疲れを知らぬ愛徳の業の実践に倣うよう、信者らを招かれた。
27 9月 2020, 15:33