新回勅発表の日に発行されたオッセルバトーレ・ロマーノ紙特別号 新回勅発表の日に発行されたオッセルバトーレ・ロマーノ紙特別号 

教皇、新回勅「Fratelli tutti」を紹介、日曜の集いで

教皇フランシスコは、10月4日、日曜正午の祈りの集いで、同日発表された回勅「Fratelli tutti」について紹介された。

10月4日(日)、カトリック教会の暦は、アッシジの聖フランシスコを記念した。

教皇フランシスコは、バチカンで行われた正午の祈りの集いで、前日3日アッシジで署名され、この日発表された回勅「Fratelli tutti(フラテッリ・トゥッティ)」について紹介された。

教皇は、この新回勅を兄弟愛と社会的友愛をテーマにしたものであると説明。先の回勅「Laudato si’(ラウダート・シ)」同様、聖フランシスコからインスピレーションを得たこの回勅を、昨日、アッシジに赴き、同聖人の墓の上で、神に捧げた、と述べられた。

そして、時のしるしは、ヨハネ23世、パウロ6世、ヨハネ・パウロ2世ら、聖人教皇たちがすでに指摘したように、人類の兄弟愛と被造物の保護が、統合的発展と平和に導く唯一の道を形作るものであることを、明らかにしている、と話された。

この日、バチカンの「オッセルバトーレ・ロマーノ」紙は、同回勅を記念した特別号を、聖ペトロ広場内外の巡礼者らに配布した。教皇は、オッセルバトーレ紙が、この日の特別号をもって、紙媒体の発行を再開したことを喜びと共に告げられた。同紙は、パンデミックの影響で、一時、WEB版のみとなっていた。

教皇は、聖フランシスコが、教会における、あらゆる宗教の信者たちとの、またすべての人々との兄弟愛の歩みを見守ってくれるようにと祈られた。

04 10月 2020, 14:55