テロ事件の犠牲者を悼み、手向けられた花やろうそく 2020年11月4日 ウィーン市内 テロ事件の犠牲者を悼み、手向けられた花やろうそく 2020年11月4日 ウィーン市内 

教皇、テロ事件の無実の犠牲者たちに祈り

教皇フランシスコは、ここ数日ヨーロッパ各地で発生したテロの犠牲者のために祈られた。

教皇フランシスコは、11月4日の一般謁見で、このところヨーロッパで相次いだテロ事件の犠牲者のために祈られた。

教皇は、この日、バチカン宮殿内の図書室からビデオを通し行った一般謁見の席で、カトリック教会の伝統で「死者の月」とされる11月、亡くなった方々を思い起こすと共に、特に今、欧州各地で起きている残忍なテロの無実の犠牲者たちのために祈るよう、信者らを招かれた。

中でも、先月29日ニースの教会における襲撃事件と、今月2日ウィーンの中心部で起きた銃撃事件は、市民はもとより、平和と対話を大切にするすべての人々に、強い驚きと非難を引き起こすもの、と教皇は述べた。

教皇は、これらの悲劇によって命を失った人々を神のいつくしみにゆだねると同時に、犠牲者の遺族、また、兄弟愛に基づく宗教間の協力を暴力と憎しみによって傷つける、このような出来事に苦しむすべての人々に、ご自身の寄り添いを表明された。

04 11月 2020, 14:19