「民主主義的価値守るための責任意識を」教皇、米国民にメッセージ
教皇フランシスコは、1月10日(日)のお告げの祈りで、米国民に向けメッセージをおくられた。
教皇フランシスコは、1月10日(日)正午、お告げの祈りを、バチカン宮殿からビデオを通し行われた。
この席で、先日、米国首都ワシントンで起きた連邦議会議事堂占拠に触れた教皇は、同事件に動揺する米国民に向け言葉をおくられた。
教皇は、この混乱の中で命を失った人々のために祈ると共に、暴力とは常に自己破壊的であり、失うことはあっても、何も得るものはないと強調。
同国の責任ある立場の人々とすべての国民に、落ち着きを取り戻し、国内の和解を促し、米国社会の基礎にある民主主義的価値を守るために、大きな責任を意識するよう呼びかけられた。
そして、教皇は、共通善を皆で築くための正しい道として、出会いの文化を生き生きと保つことができるよう、米国の保護者である無原罪のおとめマリアの助けを、同国のすべての人に祈られた。
10 1月 2021, 16:31