聖母月、世界の巡礼地から毎日ロザリオの祈り中継
カトリック教会の伝統で、5月は聖母に捧げられた月とされている。
この聖母月、毎日イタリア時間18時(日本時間 翌日午前1時)より、バチカン・ニュースのインターネットサイトを通し、世界各国の様々な聖母巡礼聖堂より、ロザリオの祈りの中継が行われる。
すでに一年以上世界を苦しめているパンデミックの収束を願って繋げるこの「祈りのマラソン」は、教皇フランシスコの強い希望によるもの。
教皇は、この祈りに世界中の聖母巡礼聖堂が、全教会の祈りのための道具となって、参加するすることを望まれた。
そして、教皇は、「教会では熱心な祈りが捧げられていた」(参照 使徒言行録12,5)という聖書の言葉の光の下に、この「祈りのマラソン」が実現することを願っておられる。
教皇庁新福音化推進評議会は、教皇の希望を受けて「祈りのマラソン」を具体化するにあたり、この取り組みに参加する世界の巡礼聖堂の名と、日ごとの祈りの意向をリストにし、同評議会のホームページに掲載している。http://www.pcpne.va/content/dam/pcpne/pdf/Eventi/rosario2021/Shrine%20List%20Ing.pdf
「祈りのマラソン」は、聖母月初日、イタリア時間5月1日18時(日本時間5月2日午前1時)、バチカン・聖ペトロ大聖堂グレゴリアーナ礼拝堂の「御助けの聖母」の前における教皇フランシスコのロザリオの祈りより始まり、聖母月最終日、イタリア時間5月31日18時(日本時間6月1日午前1時)、バチカン庭園からの教皇の祈りによって締めくくられる。
この祈りに参加するのは、世界五大陸の30聖堂にわたり、上述のリストによれば、チェンストホヴァ(5月3日・月曜日)、ナザレ(4日・火)、アパレシーダ(6日・木)、ロレート(9日・日)、ファティマ(13日・木)、ルルド(18日・火)、グアダルーペ(26日・水)、ポンペイ(30日・日)などからをはじめ、21日(金)には、長崎の浦上教会の被爆マリア像を前に祈りの中継が行われる予定。