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カテキスタと子どもたち、ローマの小教区で 2021年3月 カテキスタと子どもたち、ローマの小教区で 2021年3月 

教皇自発教令:「信徒カテキスタ」を制定

教皇フランシスコは、自発教令「アンティクウム・ミニステリウム」を通し、「信徒カテキスタ」の務めを制定された。

 イザベラ・ピーロ ‐ バチカン市国

 「アンティクウム・ミニステリウム」と題された自発教令をもって、教皇フランシスコは「信徒カテキスタ」の務めを公式に定め、これを現代世界における福音宣教のための急務として示された。

 「グローバル化した文化の拡大」を前に、「洗礼によって受けた力のもとに、要理教育の奉仕への協力に召されたと感じる男女の信徒たちの存在を認めることが必要」と教皇はこの教令で述べている。

 また、教皇はこの中で、「若い世代との真の出会い」の重要性と共に、「教会の宣教の変化に適合した福音の告知を可能にする教育方法論や創造的手段の必要」を強調している。

 カテキスタというこの新しい務めは、非常に古い起源を持っている。その萌芽はルカによる福音書や使徒聖パウロのコリントとガラテアの信徒への手紙にすでに見られる。

 そして、第二バチカン公会議以降、「カテキスタの役割の最大の重要性」や「キリスト教共同体の成長」におけるその必要性に対する認識がより深まることになった。

 今日も、多くの「能力ある、粘り強いカテキスタたち」が、世界に「キリスト教信仰の真善美をもたらしながら」、「信仰を伝え、それを深めさせることにおいて、かけがえのないミッション」を遂行している。

 信仰の証人・師・同伴者として、カテキスタは、洗礼の秘跡の準備から、生涯の育成にいたるまで、司牧に奉仕するよう招かれている、と教皇は説明。

 信徒によるカテキスタの務めは、「信者一人ひとりの特性を生かした宣教への取り組みを最大限に際立させる」ものであり、それは「いかなる聖職者化のしるしもなく、完全に信徒の立場において」行われるべきもの、と述べている。

 さらに、教皇は、信徒カテキスタの務めは「強い召命的な価値」を持つものとして、「司教による適正な識別」と、特化した選任式を必要とする点を明示された。教皇庁典礼秘跡省がこの選任式の具体的内容を近く発表するという。

 教皇は、信徒カテキスタは「深い信仰を持ち、人間的に成熟し」、キリスト教共同体の生活に積極的に参加している男女でなくてはならない、と述べている。同時に、「人を受け入れ、寛大で、兄弟的な交わりを生きる」ことができる人、聖書的・神学的・司牧的・教育的な視点から形作られた人、あらかじめ要理教育の経験を積んだ人、司祭・助祭と誠実に協力できる人、そして、真の使徒的熱意に生かされた人であるべき、と記している。

 最後に、教皇は司教協議会に向け、この自発教令の内容に則した方法で、「カテキスタの務めを有効にする」ための養成課程とその務めに就くための規則を定めるよう招かれた。

11 5月 2021, 12:15
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