教皇、エスワティニに対話と和解アピール
教皇フランシスコは、国内の緊張が続く、アフリカ南部・エスワティニに平和を呼びかけられた。
教皇フランシスコは、アフリカ南部・エスワティニ(旧スワジランド)に対話と和解をアピールされた。
エスワティニはアフリカで唯一の絶対君主制国家で、現在、国王ムスワティ3世による統治が35年にわたり続いている。同国では、ここ数週間、国王に民主化を求めるデモ参加者と治安部隊との衝突が激化している。
この状況を前に、エスワティニで唯一の教区である、マンジニ教区のポンセ・デ・レオン司教は、「暴力に暴力で応えることは、この国を灰にしてしまうだけである」と声明した。
教皇は、7月4日(日)の正午の祈りの集いで、エスワティニにおける緊張と暴力のニュースに憂慮を示された。
教皇は、国の責任者たちと国の未来に対する願望を表す人々の双方に、対話と様々な立場の人々の平和的な和解のために、共通の努力を呼びかけられた。
04 7月 2021, 17:56