教皇、アルメニアのカトリック教会のキリキア新総大司教を承認
教皇フランシスコは、アルメニアのカトリック教会のキリキア新総大司教として、ラファエル・ベドロス21世ミナシアンを承認された。
教皇フランシスコは、アルメニア典礼カトリック教会のキリキア新総大司教にこのたび選出された、ラファエル・ベドロス21世ミナシアンを承認された。
アルメニア典礼カトリック教会キリキア総大司教区のシノドは、9月23日、ローマにおいて、今年5月に逝去したキリコル・ベドロス20世の後任として、新しいキリキア総大司教を選出する選挙を行った。
この選挙で、ラファエル・フランソワ・ミナシアン大司教が選出され、新総大司教ラファエル・ベドロス21世ミナシアンとなった。
アルメニア典礼カトリック教会において、キリキア総大司教は最高指導者の地位にある。
教皇フランシスコは、9月24日、ラファエル・ベドロス21世ミナシアン新総大主教をバチカンに迎え、その選出を承認された。
教皇は、新総大主教に託した書簡で、その選出に喜びを表すと共に、アルメニア典礼カトリック教会の歩みに寄り添う全カトリック教会の祈りを伝えた。
この中で、教皇は特にアルメニア典礼カトリック教会があるシリアとレバノンに思いを向けられた。
教皇は、アルメニアのキリスト教の1700年にわたる歩みと、その苦難の歴史の中で、聖人、殉教者、教会博士らの聖性と叡智また芸術を通してもたらされた豊かな実りに言及。この世のあらゆる敵対の力に対し信仰の勝利を証しする、アルメニアのキリスト者たちを称えられた。
そして、教皇は、アルメニアのカトリック教会が真の兄弟愛を育て、エキュメニカル対話を続けながら、未来に向けて「沖に漕ぎ出す」ことを願われた。
24 9月 2021, 18:05