10月の教皇の祈りの意向:宣教に向かう弟子たち

教皇フランシスコは、10月の祈りの意向をめぐり、ビデオを通しメッセージをおくられた。

 カトリック教会は、毎月、「教皇の祈りの意向」を示し、教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いている。

 2021年10月は、「宣教に向かう弟子たち」をテーマに、次のように祈る。 

 「洗礼を受けたすべての人が、福音の香りのする生き方の証人となって、それぞれの使命に応じた福音宣教に携わることができますように。」

 教皇フランシスコは、この祈りの意向について、ビデオの中で次のように話された。

 「イエスはわたしたち皆に、そしてあなたにも、宣教する弟子となるように願われます。その心構えはできているでしょうか?

 そのためには、イエスの呼び掛けに応え、仕事や、人との出会い、日々の用事や出来事など、最も日常的なことにおいて、聖霊に導かれながら、主と一致して生きるだけでいいのです。

 もしキリストがあなたを動かしているなら、もしキリストに導かれてあなたが何かをしているなら、他の人々は容易にそれに気づくでしょう。

 あなたの生活の証しが人を感嘆させ、その感嘆が人に尋ねさせるのです。『どうしてこんなことが可能なのか?』、『すべての人に愛をもって接するこの人の、その愛、優しさ、機嫌のよさは、どこから来るのだろうか?』と。

 宣教とは改宗の強要ではありません。それは人と人との出会いに基づくもの、『わたしはイエスを知っています。あなたにもイエスを知ってもらいたいのです』という人々の証しに基づくものです。

 兄弟姉妹の皆さん、祈りましょう。洗礼を受けたすべての人が、福音の香りのする生き方の証人となって、それぞれの使命に応じた福音宣教に携わることができますように。」

30 9月 2021, 13:21