南アフリカのツツ元大主教死去に、教皇の悲しみ
教皇フランシスコは、南アフリカの人種隔離政策の撤廃と人々の和解を推進したデズモンド・ムピロ・ツツ元大主教の死去に悲しみを表明された。
南アフリカでアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃に貢献し、ノーベル平和賞を受賞、同政策廃止後も人々の和解に尽くした、英国国教会のデズモンド・ムピロ・ツツ元大主教が、12月26日、90歳で死去した。
教皇フランシスコは、バチカン国務長官ピエトロパロリン枢機卿を通し、駐南アフリカ教皇大使ピーター・ウェルズ大司教に宛てた電報で、ツツ元大主教の死去に悲しみを表明された。
この中で教皇は、南アフリカにおいて人種的平等と和解を推進することを通して福音に奉仕した同元大主教を思い起こされた。
教皇は、いつくしみの愛あふれる神にツツ元大主教の魂を託すと共に、復活の希望のうちに同師を哀悼するすべての人の上に、主イエスの平和となぐさめを祈られた。
26 12月 2021, 19:22