聖イレネオを教会博士として宣言、教皇、教令を発布

　リヨンの聖イレネオ（司教殉教者　130年から140年頃生まれ〜202年頃殉教）は、「教会博士」として宣言された。

　教皇フランシスコは、1月21日発布した教令を通し、聖イレネオに「教会博士」の称号を付与された。

　教皇はこの教令で、「東方を出身とし、その司教職を西方で果たしたリヨンの聖イレネオは、東西のキリスト者の霊的かつ神学的な橋となった」と述べている。

　また、「平和な、安らかな」という意味を持つイレネオの名について、教皇は、「一致のうちに再び結び合わせ和解させる、主から来る平和を反映するもの」と記された。

　そして、教皇は聖イレネオを「教会博士」と宣言すると共に、「ドクトル・ウニタティス（一致の博士）」というタイトルをおくった。

　教皇は「かくも偉大な師の教えが、主のすべての弟子たちの完全な一致に向けた歩みを、いっそう励ますように」と願われた。