教皇出席のもと、イタリア司教協議会の総会始まる

　教皇フランシスコは、定例総会のためにローマに集ったイタリアの司教らとお会いになった。

　イタリア司教協議会は、5月23日から27日まで、第76回定例総会を開催している。

　今総会のテーマは、「神の御言葉の語りに耳を傾ける、シノドスの歩みの中で浮かび上がる優先課題の識別」。

　初日、教皇はバチカンのパウロ6世ホールで行われた開会式に出席、会場で司教らとおよそ2時間にわたり懇談された。

　現在のイタリア司教協議会会長、グアルティエロ・バッセッティ枢機卿の任期終了に伴い、この総会の会期中、新会長のために、投票によって候補3名が選ばれる。これらの候補の名は教皇に託され、最後に教皇による指名が行われる。

　イタリア司教協議会会長の任期は5年で、会長は慣習として教皇によって指名される。かつて会長は教皇による直接指名であったが、2014年、同司教協議会会則の変更により、司教団の投票により候補を選出するプロセスが導入され、2017年の会長交代の際に初めてこの方法が適用された。