教皇、フィジー大統領と会談
教皇フランシスコは、フィジーのカトニベレ大統領とお会いになった。
教皇フランシスコは、8月1日、バチカン宮殿でフィジー共和国のラトゥ・ウィリアメ・カトニベレ大統領とお会いになった。
教皇は大統領とおよそ25分にわたり会談した。
会談後、贈り物の交換等が行われ、教皇からはブロンズ製のオリーブの枝の彫刻や、カトリック教会の2022年度世界平和の日メッセージ、また回勅などが贈られた。
一方、カトニベレ大統領は、フィジーのマクアタ地方の葦(アシ)を編んで作った小さな敷物を入れた額などを教皇に贈った。
額に添えられた説明によれば、この葦が生息する同地方の湿地帯は、気候変動と止むことのない火災に脅かされ、保護を必要としているという。
続いて、カトニベレ大統領は、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿と外務局長ポール・リチャード・ギャラガー大司教とも会談を持った。
国務省で行われたこの会談では、地域のテーマとして、気候変動とそれが人間に与える影響、「共通の家」である地球を守るための一層の努力の必要が、急務の課題として取り上げられた。
また、同会談は、教皇庁とフィジーの良好な関係と、同国の生活と発展に対するカトリック教会の貢献についても言及した。
01 8月 2022, 15:31