シノドス第16回通常総会:2023年と2024年の2回期に
教皇フランシスコは、2023年秋に予定されている「共に歩む教会のため」をテーマとする「世界代表司教会議(シノドス)第16回通常総会」を、より良い成果のために2023年と2024年の2会期に分けて行う旨を発表した。
教皇フランシスコは、10月16日(日)、バチカンで正午の祈りを信者と共に唱えられた。
この集いで教皇は、2023年秋に予定されている「共に歩む教会のため − 交わり、参加、そして宣教」をテーマとする「世界代表司教会議(シノドス)第16回通常総会」を、より良い識別の時間を設けるために、2023年と2024年の2会期に分けて行う旨を予告された。
「共に歩む教会」のあり方を考え討議する今回のシノドスは、現在、2021年10月から2023年10月まで、三つのプロセスに分かれた、一つの大きな「歩み」として行われている。
2021年10月10日、バチカンでの開会ミサをもって同シノドスは開会。同年10月17日から2022年夏まで、第一段階、地方教会レベルでの歩みが行われた。続いて、2022年秋より、第二段階、地域・大陸レベルの作業が行われる。そして、最終段階、2023年10月のローマでの世界代表司教会議に向けてこの歩みは続いていく。
教皇は、昨年から地方教会で始まった、傾聴と識別によるシノドス第一段階の作業の成果は非常に豊かなものであった、と述べつつ、その実りをより成熟させるためには、急がないことが必要、と話された。
こうしたことから、教皇は、より幅広い識別に必要な時間を設けるために、ローマで行われる世界代表司教会議を、2023年10月4日から29日までの第一会期、そして2024年秋の第二会期と、二つの期間に分けて開催することになった、と説明された。
教皇は、この決定が教会の構成要素であるシノドス性を理解するために役立つように、そして、福音の喜びを証しする兄弟姉妹たちの歩みにおいてすべての人々を助けることができるようにと願われた。
16 10月 2022, 17:40