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11月の教皇の祈りの意向:「苦しんでいる子どもたち」のために

教皇フランシスコは、2022年11月の祈りの意向をめぐり、ビデオメッセージをおくられた。

 カトリック教会は、毎月、「教皇の祈りの意向」を示し、教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いている。

 2022年11月は、「苦しんでいる子どもたち」のために、次のように祈る。

「苦しんでいる子どもたち、とりわけ家を失ったり、孤児となったり、戦争の犠牲となった子どもたちが、教育を受けることを保証され、また家庭の愛に触れる機会に恵まれますように」。

 教皇フランシスコは、この祈りの意向について、ビデオの中で次のように語られた。

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 いまだ無数の少年少女たちが奴隷に近い状態を生き、苦しんでいます。

 彼らは単なる数字ではありません。それぞれの名前と顔、神から与えられたアイデンティーを持った人間です。

 あまりにしばしば、わたしたちは自らの責任を忘れ、搾取されるこれらの子どもたちを前に目を背けてしまいます。彼らには遊び、勉強し、夢を見る権利もありません。家庭の温かささえ知ることがありません。

 疎外され、家族から見捨てられ、教育も医療ケアも受けられない子どもたち一人ひとりが、一つの叫びです。その叫びは神に上げられ、わたしたち大人が築き上げたシステムを訴えています。

 見捨てられた子どもは、わたしたちの責任です。

 子どもたちが一人ぼっちで見捨てられたように感じることがこれ以上あってはなりません。神が彼らを決してお忘れにならないことを知るために、教育を受け、家族の愛を感じる必要があります。

 祈りましょう。苦しんでいる子どもたち、とりわけ家を失ったり、孤児となったり、戦争の犠牲となった子どもたちが、教育を受けることを保証され、また家庭の愛に触れる機会に恵まれますように。

31 10月 2022, 16:00