北東部の国境近くをパトロールするコンゴ民主共和国の兵士  北東部の国境近くをパトロールするコンゴ民主共和国の兵士  

教皇、コンゴ民主共和国での暴力の犠牲者のために祈る

教皇フランシスコは、一般謁見の席で、コンゴ民主共和国における、武装勢力による暴力の犠牲者のために祈られた。

 教皇フランシスコは、10月26日(水)の一般謁見の席で、コンゴ民主共和国における、武装勢力による暴力の犠牲者のために祈られた。

 コンゴ民主共和国では様々な武力勢力による襲撃や、これらの勢力と治安部隊との衝突が頻発している。

 現地の情報によれば、数日前、コンゴ北キヴ州の2つの病院が民主同盟軍(ADF)と思われる勢力の襲撃を受け、これによって少なくとも市民7名が死亡した。この中には医療関係者として働いていた修道女1名も含まれるという。

 一般謁見の中で教皇は、「コンゴ民主共和国で続く流血のニュースに恐れをもって接している」と話し、北キヴ州マボヤで数日前起きた襲撃を容認しがたいものと厳しく非難された。

 病院で奉仕していた一人の修道女をはじめ、この襲撃で命を落とした無実の人々を思い起こされた教皇は、これらの犠牲者と遺族のため、また長い間暴力に苦しむ同地域の住民やキリスト教共同体のためにも祈りを呼びかけられた。

26 10月 2022, 12:07