教皇フランシスコ 2022年11月2日 バチカン・テウトニコ墓地で 教皇フランシスコ 2022年11月2日 バチカン・テウトニコ墓地で 

死者の日:教皇、バチカンのテウトニコ墓地で祈り

帰天したすべてのキリスト者を思い起こす「死者の日」、教皇フランシスコは、バチカンのテウトニコ墓地で祈りを捧げられた。

 典礼暦で「死者の日」を記念した11月2日、教皇フランシスコは、バチカン市国内のテウトニコ墓地に赴かれた。

 聖ペトロ大聖堂を正面にして、その左側に位置するテウトニコ墓地は、かつて多くのキリスト教徒が殉教した場所として知られるネロ帝の競技場の跡の一角を占めている。墓地としての起源は古く、後に「テウトニコ」(ドイツ人の)と呼ばれるように、伝統的にドイツ系の人々が葬られるようになった。

 教皇フランシスコは、2020年にも「死者の日」に同墓地を訪れ、隣接するサンタ・マリア・デラ・ピエタ・イン・カンポサント・デイ・テウトニチ教会でミサを捧げている。

 今年の「死者の日」、教皇は聖ペトロ大聖堂でこの1年間に亡くなった枢機卿・司教のためのミサをとり行なった後、大聖堂脇の同墓地を訪問された。

 日頃テウトニコ墓地の手入れのために奉仕する修道女や、隣接の教会と神学院の責任者らに迎えられた教皇は、沈黙の祈りに続いて、聖水を散水し、墓地を祝別された。

02 11月 2022, 15:25