名誉教皇ベネディクト16世、逝去
VATICAN NEWS
名誉教皇ベネディクト16世が帰天された。
バチカン広報局は、「名誉教皇ベネディクト16世が、2022年12月31日9時34分、バチカン市国のマーテル・エクレジエ修道院において逝去されたことを、悲しみをもってお伝えする」と声明した。
95歳であったベネディクト16世は、2013年2月28日の退位の数ヶ月後より、バチカン市国内のマーテル・エクレジエ修道院で祈りの生活を送っていた。
教皇フランシスコは、12月28日、バチカンで行われた一般謁見で、ベネディクト16世の重い病状に触れ、「沈黙のうちに教会を支えている」名誉教皇を「主が最後まで彼を慰め、支えてくださるよう」、特別な祈りを信者らに願っていた。
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同日正午、バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長は、ベネディクト16世の葬儀等についての情報を発表した。
これによれば、名誉教皇ベネディクト16世のご遺体は、別れを告げる信者たちのために、2023年1月2日(月)朝より、バチカンの聖ペトロ大聖堂に安置される。
そして、名誉教皇の葬儀は、1月5日(木)午前9時30分より、バチカンの聖ペトロ広場で、教皇フランシスコによってとり行われる。ブルーニ広報局長によれば、名誉教皇はご自身が生前からそうであったように、葬儀も簡素であることを望まれていた。
また、同広報局長は、ベネディクト16世が12月28日(水)、マーテル・エクレジエ修道院において、ミサの終わりに、病者の塗油の秘跡を受けられたことを明らかにした。
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同日夕方、ベネディクト16世の葬儀等に関するより詳しい情報がバチカン広報局より発表された。
名誉教皇ベネディクト16世のご遺体は、バチカン市国のマーテル・エクレジエ修道院内に1月2日の朝まで留まる。この間、公式な弔問や、公の祈りは予定されていない。
同日午前9時から、ベネディクト16世のご遺体がバチカンの聖ペトロ大聖堂に、別れを告げる信者たちのために安置される。
同大聖堂は、2日(月)は9時から19時まで、3日(火)と4日(水)は7時から19時まで開いている。
1月5日(木)午前9時30分より、名誉教皇ベネディクト16世の葬儀が、バチカンの聖ペトロ広場で教皇フランシスコによりとり行われる。参列のための入場券は予定されていない。
(12月31日 17時更新)