グアダルーペの聖母:教皇、ラテンアメリカの人々とバチカンでミサ
「グアダルーペの聖母」を記念した12月12日、教皇フランシスコはバチカンでミサをとり行われた。
12月12日、カトリック教会の暦は、ラテンアメリカの保護者、「グアダルーペの聖母」を記念した。
同日夕方、教皇フランシスコはバチカンの聖ペトロ大聖堂で、ローマ在住のラテンアメリカ諸国出身の信者らのために、ミサをとり行われた。
ミサの説教で教皇は、今年、わたしたちは「グアダルーペの聖母」を人類が試練に直面する中で祝うことになった、と述べ、世界に響く戦争の轟音、広がる不正義、飢餓、貧困、苦しみに触れられた。
たとえ地平が暗く、破壊と悲嘆に満ちて見えても、神の愛はこのような状況にも救いの機会があることを教え、おとめマリアを通して御子をわたしたちに与え続けてくださるだろう、と教皇は話された。
そして、御子はわたしたちを兄弟愛へと招き、エゴイズムや、無関心、対立を捨て、互いに助け合い、消費主義と無気力に覆われた社会から切り捨てられた人々に会いに行くよう促される、と説かれた。
今年のこの「グアダルーペの聖母」の日から、2031年に記念される「グアダルーペの聖母出現500周年」に向けた9年間の準備が始まることに言及しつつ、教皇はアメリカ大陸のすべての教会、すべての司牧者と信者らに、この記念年を目指す歩みに加わるよう呼びかけられた。
教皇は、イエス・キリストがわたしたちに喜びと平安の日々をもたらし、主の平和がわたしたちの、そしてすべての善意の人々の心に宿るよう、グアダルーペの聖母の取り次ぎを祈られた。
12 12月 2022, 19:30