教皇、ギリシャ列車事故の犠牲者のために祈り

　ギリシャ中部ラリサ近郊テンピで、現地時間2月28日深夜、旅客列車と貨物列車が正面衝突した。

　旅客列車は350人あまりを乗せ、アテネからテサロニケへと向かう途中だった。3月1日、現地の報道によれば、この衝突事故による死者は少なくとも40人、負傷者は130人、この他、安否の確認ができていない乗客らがまだいるという。

　教皇フランシスコは、事故の犠牲者を悼む電報を、国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し、ギリシャのカトリック司教協議会会長ペトロス・ステファヌー司教に宛て送られた。

　その中で教皇は、列車事故により失われた人命と負傷者たちのために悲しみを表すと共に、この悲劇に見舞われたすべての人々のために祈りを約束された。

　教皇は犠牲者の冥福と、遺族や親しい人々に神の慰めを祈られた。また、負傷者や救援に当たる人々に励ましと寄り添いを伝えられた。