教皇、ジェメッリ病院を退院、バチカンに戻られる
教皇フランシスコは、呼吸器感染症で入院していたローマのジェメッリ総合病院を退院され、バチカンに戻られた。
教皇フランシスコは、4月1日(土)午前、ローマ市内の病院から退院され、バチカンに戻られた。
3月29日(水)より、教皇は呼吸器感染症のため、アゴスティーノ・ジェメッリ総合病院に入院されていた。
退院の朝、教皇は、同病院の母体であるサクロ・クオーレ・カトリック大学の総長をはじめ、同病院責任者、そして教皇を担当した医師や看護師ら医療スタッフらに感謝を述べられた。
1日午前10時半過ぎ、ジェメッリ病院を後にされた教皇は、病院の外で車を止められ、待機していた患者や家族、報道陣らに挨拶された。
人々と言葉を交わす中で、教皇は、前晩、娘を亡くし深い悲しみの中にある両親に寄り添い、祈りを捧げられた。
この後、教皇はローマ市内の聖マリア大聖堂に向かわれ、同大聖堂に伝わる聖母子画「サルス・ポプリ・ロマーニ」(ローマ人の救い、の意味)の前でしばし祈られた。
教皇はこの祈りを通して、ジェメッリ病院で出会った小児腫瘍科と小児神経科の子どもたち、また病気や、親しい人々の喪失のために苦しむすべての人々を聖母に託されたという。
教皇は、同日午前11時半頃、バチカンに戻られた。
01 4月 2023, 12:35