教皇、イラリオン府主教とブダペストで会見
教皇フランシスコは、ロシア正教会の前渉外局長で、現在ブダペストおよびハンガリー府主教のイラリオンと、ブダペストで会見した。
教皇フランシスコは、4月29日(土)、ロシア正教会のかつての渉外局長、現在はブダペストおよびハンガリー府主教を務めるイラリオンと、ブダペストのバチカン大使館でお会いになった。
イラリオン府主教は、13年間にわたりロシア正教会の渉外局長をつとめ、その間、前教皇ベネディクト16世および教皇フランシスコとバチカンで数回会見している。
2022年6月、モスクワ総主教庁は、決定したいくつかの人事異動に従い、ヴォロコラムスク府主教であったイラリオン府主教を渉外局長から解任し、ブダペストおよびハンガリー府主教に任命した。この時、イラリオン府主教は、聖シノド常任委員などからも役を解かれている。
バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長は、教皇フランシスコのハンガリー訪問を前に、イラリオン府主教との会見の可能性に触れていたが、教皇のスケジュールの中には予定されていなかった。
ブダペストのバチカン大使館での教皇とヒラリオン府主教の会見は20分間にわたり、和やかな雰囲気のもとに行われたという。
29 4月 2023, 21:31