WYDリスボン大会:教皇、若者たちの告解を聴く
「ワールドユースデー大会」のため、リスボンを訪れている教皇フランシスコは、市内の庭園で若者たちの告解を聴かれた。
教皇フランシスコのポルトガル司牧訪問は、8月4日(金)、3日目に入った。
この朝、教皇はリスボン市内のバスコ・ダガマ庭園で「ゆるしの秘跡」をとり行った。
緑の美しい広大な庭園には、「ワールドユースデー(世界青年の日、WYD)・リスボン大会」の参加者たちのために、150の告解場が設けられた。
これらの告解場は、パソス・デ・フェレイラ刑務所の服役者たちがリサイクル素材および再生可能な素材を用いて制作したもので、バリアフリーに配慮したデザインになっている。
教皇は同庭園でWYD大会参加者3名の告解を聴かれた。
「ゆるしの秘跡」を受けたのは、スペイン出身(21歳)とイタリア出身(19歳)の青年と、グアテマラ出身(33歳)の女性。
イタリア出身の青年は、家庭の事情で13歳から施設で暮らし、今は新しい家族に迎えられ、造園関係の仕事をしている。WYDリスボン大会では、イタリア巡礼団の宿泊所「カーサ・イタリア」のボランティアとして参加した。告解後、バチカンのメディアに、聴罪司祭が教皇であるというのは特別な体験だった、と語りながら、ゆるしの秘跡を受けに行くことは大切なこと、と笑顔で話した。
04 8月 2023, 12:33