爆撃による煙が立ち上がるガザ地区 2023年10月15日 爆撃による煙が立ち上がるガザ地区 2023年10月15日  (ANSA)

中東:教皇「人質の解放、人道回廊の保証を」17日に祈りと断食呼びかけ

教皇フランシスコは、お告げの祈りでイスラエルとパレスチナ間の情勢に苦しみを表し、人質の解放、人道回廊の保証を願うと共に、これ以上無実の人々の血が流されることがないようにと訴えた。こうした中、教皇は、来る10月17日(火)、祈りと断食のうちに一致するよう信者らを招かれた。

 教皇フランシスコは、10月15日(日)のお告げの祈りで、イスラエルとパレスチナ間の情勢に深い苦しみを表され、多くの人々、特に子どもたちやお年寄りに思いを向けられた。

 教皇は人質の解放を繰り返し呼びかけると共に、子どもたち、病者、高齢者、女性をはじめ、すべての民間人が紛争の犠牲者になることがないようにと強く訴えられた。

 人道的権利の尊重をアピールされた教皇は、特にガザ地区において人道回廊を保証し、すべての住民に救いの手を差し伸べて欲しいと願われた。

 すでに非常に多くの人が亡くなったことを悲しみながら、教皇は無実の人の血をこれ以上、聖地でも、ウクライナでも、またあらゆる他の場所でも流すことがないようにと呼びかけ、「戦争は常に一つの敗北である」と強調された。

 こうした中、「祈りは、憎しみや、テロリズム、戦争の悪魔的な力に対抗する、柔和で聖なる力である」と話した教皇は、来る10月17日(火)、聖地の教会と心を合わせ、祈りと断食のうちに一致するようすべての信者を招かれた。

15 10月 2023, 17:49